東京ICから出発するおすすめ日帰りツーリングコース【伊豆スカイライン編】

関東圏、とくに都内付近から日帰りでいく事の出来るツーリングコースを紹介します!

今回のコースは伊豆スカイラインのスカイポート亀石を折り返し地点に据えた、関東では定番のコースです。
出発地点はわかりやすいよう東名高速道路の用賀にある東京ICにしました。
西湘バイパスや伊豆スカイラインを含む、山と海を楽しめる素敵なコースです。
実際に私も10回以上行っており、かなりおすすめできます。
ツーリングコースは長いため、20のセクターに分けました。
ガソリンの給油タイミングや、各所のおすすめポイントなどをまじえ、紹介していきたいと思います。

コース全体像と走行距離・通行料・所要時間など

走行距離:往復250km程度

通行料:3,600円
【行き】
第三京浜 310円/横浜新道 250円/西湘バイパス 320円/箱根ターンパイク 520円+110円/伊豆スカイライン 260円
【帰り】
西湘バイパス 160円/小田原厚木道路 620円(ETC通常)/東名高速道路 1050円(ETC通常)
(※2017年3月記載)

所用時間:8〜10時間前後

補足:長めの距離とうねうね道が多いことからバイク乗りたての人はきびしいかも。。。

このコースのメリット

・山と海、二つを楽しめ、景色が良い
・高速、広めの道路が多く、平均速度が高くて気持ちいい
・特に海鮮系の美味しいごはん屋が多い

このコースのデメリット

・人気がある場所のため、混雑している
・帰りは下道が多く、渋滞する場合が多い

ツーリングコース詳細

目次

ツーリングコースの各セクター紹介

※ガソリン満タンで出発することを想定しています。

セクター1
東京ICから環状8号線(311号、466号)を通り第三京浜玉川入り口へ向かう

東京インターチェンジからそのまま東名高速に乗ってしまう方法もあるのですが、あまり景色を楽しめないので、景色の良い西湘バイパスを通るために、第三京浜を利用します。
環状8号線(311号、466号)を使って向かいますが、この道は車のディーラーが多く、車好きの人ならちょっと面白いかもしれません。
玉川入り口手前は、左車線がそのまま合流道路になっています。
270度くらい左折してぐるっと回り、第三京浜に入っていきます。

セクター2
第三京浜玉川から横浜新道終点戸塚を降りて1号へ合流

第三京浜の良さはその安さ。また、渋滞もしにくいので、朝であれば比較的空いていて、快適に走れると思います。
特に景色が良いってことはないのですが、流れが速くて好きです。
ただ、一見車線も多く、高速道路に見えるのですが、ここの制限速度は60kmの区間と80kmの区間からなるので注意が必要です。覆面パトカーも少なくない道路なので、周りの車の流れに合わせながら走行することがおすすめです。
保土ヶ谷の出口まで走ったら、その後横浜新道へ向かいます。
出口には保土ヶ谷パーキングエリアがありますので、少し疲れたらよりましょう。
そんなに広くないのですが、バイク置き場もきちんとあるので快適です。

横浜新道へは、保土ヶ谷出口を出て少しはしったら左に向かいます。
トンネルをくぐり、少しくねくね曲がったら、また車線の多い道路になります。
ここも制限速度は70kmなので注意です。

セクター3
1号を南下し、30号へ合流、のち134号へ

横浜新道の終点である戸塚まで向かいますが、料金所を過ぎたらそのまま1号となっています。
1号は江ノ島など湘南方面に向かう人と合流することになりますので、多少混んでいる場合が多いです。
30号へ合流するのですが、これは個人的な好みかもしれません。そのまま1号を進んでもいいですし、新湘南バイパスに乗ってしまってもいいと思います。
ただ、自分は湘南の134号線の雰囲気と、流れが早いのが好きなので、なるべく134号を使うために30号へ合流します。
合流地点ですが、看板に「江の島」「藤沢」と大きく出て、赤い矢印の上に「30号」とありますので、わかりやすいかと思います。

このまま30号を南下していけば、134号とぶつかるのですが、江ノ島を少しすぎたポイントとなります。
もし江の島にもよりたいなという場合には、30号の途中で467号へ合流する事もできます。
ただ、混みやすい道なので注意です。

セクター4
134号をひたすら西へ向かい、1号へ合流、その後西湘バイパス西湘二宮入り口へ

134号は湘南の雰囲気溢れる道路で、個人的には好きです。
また、信号の感覚が長めで、引っかかりにくく、流れが早いのもいいですね。
最初の方は海は見えないのですが、西湘バイパスに近くなる程ちらちら見えてきます。
そしてそのまま走っていると、西湘バイパス西湘二宮入り口へそのまま合流となります。

セクター5
西湘バイパスをひた走り早川方面を通過し、箱根口出口で降りてガソリンスタンドへ

やっとこさ西湘バイパス!
この道は左側にずっと海が見えていて、天気のいい日は最高の眺めです。
今回のツーリングコースの醍醐味その1とも言えます。
ただ、ここも制限速度が50km、60km、70kmの区間が入り組んでおり、景色見ながらぼーっとしていると速度が出ちゃってる場合もあるので注意。

また、西湘バイパス終わりほうには、西湘パーキングエリアがあります。
ここもバイク好きには有名な場所で、休日は多くのバイクが止まっています。
海が一望できる場所であり、海鮮丼などの食事もできます。一休みするには絶好の場所かと。

西湘パーキングエリアを過ぎると、そろそろ西湘バイパスも終わりです。
そのまま直進してしまうと、海側の出口に出てしまうので、早川出口方面に向かいます。
実はそのまま箱根ターンパイクにも合流できてしまうのですが、私は一度ガソリンスタンドへ寄っています。
残量的には半分以上あるはずで、そんなに気にする事もないのかもですが、
一度山側に入ってしまうと、なかなかガソリンスタンドがないため、念のために入れていきます。

そのためには、一度1号沿いのガソリンスタンドへ入る必要があります。
早川出口方面に進んだら、しばらく走って、ターンパイク入り口も通り過ぎたら、その後「箱根口出口」が見えてきますので、そこを降ります。
出口には料金所はありません。出口方面に走っていくと、トンネルを抜けたら信号がありますので、そこを左折し、小田原方面へ向かいます。

この辺りはガソリンスタンドは幾つかあるのですが、個人的にはタイヤの空気圧をチェックしたいため、空気圧が使いやすいガソリンスタンドへいきます。
やはりこれも山側は何もないので、入る前に、漏れていたりしないか、多かったり、少なすぎたりしないかチェックしたいためです。
空気圧はできれば、増減可能な持ち運び型のものが良いです。あの銀の丸っこいタンクみたいなやつですね。中には、固定タイプの空気圧調整装置もあり、これは空気圧の数字をいれて、その値になるまで自動的に空気を入れるような仕組みになっているのですが、なんだか使いづらくて嫌いです。。
実はこのあたりのガソリンスタンドは、この固定タイプしか置いていないところもあるため、いつも少し遠いですが、「中野石油箱根湯本給油所であるENEOS」まで行っています。ここは持ち運び型の空気圧を貸してくれます。

セクター6
ガソリンスタンドを出て1号を戻りつつ箱根ターンパイク入り口へ

ガソリンスタンドで給油と空気圧をチェックしたら、箱根ターンパイクへ向かいます。
今来た1号を少し戻る感じです。
ターンパイク入り口は少しわかりづらいのですが、緑色の看板が見えてくるので、そこを右折し、線路を超えます。
その後、そのまま直進する形でターンパイクへ入る事ができます。

セクター7
箱根側ターンパイク入り口からMAZDAターンパイクラウンジへ

このコースの醍醐味その2ともいえる、MAZDAターンパイク。料金520円の有料道路です。
ここは直線の多く、カーブも比較的緩やかで走りやすく、楽しい道です。
上の方にいくと景色も良くなっていき、街がみおろせます。
以前は24時間通行する事ができ、夜間などは無料でした。
しかし、走り屋に好まれる道でもあり、問題となったため現在では解放される時間が「5:30~22:30 (最終入場時間 22:00)」までと決められています。
伊豆スカイラインに向かうにあたり、無料の箱根新道(1号)を通るルートもあるのですが、いつも混んでいたり、景色が微妙なため、ちょっと費用は高めですがターンパイクがおすすめです。

頂上に着くと、「MAZDAターンパイクラウンジ」という、施設があります。
ここもバイク好きには有名な場所なので、いつも多くのバイクが止まっているはず。
なによりここから見える富士山や、芦ノ湖がすごい綺麗で最高です。
ラウンジには簡単な食事処や、バイク好きのためのカフェ的なものがあり、
期間ごとに変わるバイクが飾られたりしていますので、一度見てみるのも良いかもしれません。

セクター8
MAZDAタンバイクラウンジから椿ライン(75号)の一部を通過し、もうひとつの箱根ターンパイクへ合流

ターンパイクの終点から先はT字路になっており、そこを右折し少しだけ椿ラインを通ります。
ここも景色がいい道ですが、結構くねくねしているので、慎重に。
その後、直進か右折かのY字路的な場所が現れます。
ここには緑の看板に「←熱海・伊豆 芦ノ湖→」とありますので、そのまま直進する形で左側の熱海・伊豆方面に向かいます。
実はここ、もう一つの箱根ターンパイク(箱根伊豆連絡線)であり、有料です。
ただ、この道を通った方が全然近いし、料金は110円なので、我慢して通ります(笑)

セクター9
もうひとつのターンパイクに入ったら終点まで走り、左折して20号へ合流

出口に料金所があり、そこで支払いをすませたら、またT字路になります。
ここを左折し、20号へ合流、伊豆スカイラインへ向かいます。
この20号は1車線で道幅も広くなく、またこれまでの道に比べて車も詰まりやすいのですが、個人的にはすごく好きな道です。
その理由は、道中の景色。
ターンパイク出口から少し走ると、丸っこい丘が見えてきて、
その景色がなんだか日本ではないような、ノスタルジックというか、すごくほっこりした気分になります。
そんな景色を楽しみながら、ゆっくり楽しめる道です。
また、伊豆スカイライン入り口に近いところには、「十国峠レストハウス」という、休憩所もあります。
ここも富士山が綺麗に見える有名な場所です。
ただ、個人的にはもう走りながら富士山を何回か見ているので、いつもスルーしちゃってますが、、

セクター10
20号合流から、伊豆スカイライン熱海峠入り口へ

十国峠レストハウスを通り過ぎたら、そろそろ伊豆スカイライン入り口です。
普通に看板が出てくるのでわかりやすいはず。そこを左折します。
入り口にはちょっとした休憩所があり、トイレや飲み物休憩ができます。ただ砂利なので注意してください。
伊豆スカイラインも有料道路で料金が必要ですが、行く場所によって払う料金が違うという特殊な前払い制になっています。
マスツーリングなどで台数が多い場合は、バイクを降りて、あらかじめ人数分先に払ったりもできるようです。
今回は亀石峠までですので、260円払って入場します。
ETCは使えないので、あらかじめ金額を用意しておくとスムーズかもです。

セクター11
伊豆スカイラン熱海峠入り口から、スカイポート亀石到着

このツーリングの醍醐味その3といえる、伊豆スカイラインです。
ここは道幅が比較的広く、曲がりもそんなにきつくありません。
また、比較的空いている道であり、道路の状態も良いので、快適に走る事ができます。
そして、なにより景色がいい!
走りながら熱海の街を見下ろせたり、海も見えるし、富士山も見えます。

亀石峠出口のそばには、スカイポート亀石という休憩所があります。
またまたここも有名な場所ですので、バイク多めです。
この休憩所は、食事や景色も見えますが、これといって秀でているものはなさそうです。。。
多分距離的にちょうどいい休憩場所なのかもしれません。
熱海峠からは約17kmですが、比較的空いているため、20分くらいで着いてしまいます。

ここが今回のコースの折り返し地点となります。
ここからは東京インターの方へ戻るのですが、せっかくなので違うルートで戻っています。
ただし、ここからのルートは、少し疲れるかもしれません。
最終的には東名高速に乗るのですが、
それまでの道は下道ですし、渋滞したり、速度が遅く、信号街も多めになります。
よって、もしこの時点で疲れがひどいようでしたら、亀石峠を一回出て、もう一度入りなおし、
今来た道を通って、小田原厚木道路まで引き返すことをおすすめします。

セクター12
スカイポート亀石から、亀石峠出口をでて左折し、亀石峠へ

スカイポート亀石で休んだら、亀石峠出口を出ます。
その先はT字路になっていますので、左折し、そのまま亀石峠に入ります。
この峠は、かなり路面がうねっており、勾配もすこしきつめで、路面もボコボコしているという、走りにくい道路ですので、注意が必要です。
ただ、慣れている人にとってはなかなか面白い道だと思います。

セクター13
亀石峠(19号:宇佐美大仁道路)を下りきったら135号へ合流して左折

亀石峠を下っていくと、海が見え始め、温度が上がってきて、あー地上が近づいているなぁという感じが出てきます。
下りきると、135号にぶつかるのでそこを左折します。

セクター14
135号を北上し、熱海駅付近へ

この135号ですが、右側に海が見える、なかなか良さげな道路なのですが、
夕方付近になると混む事が多いのが玉にキズです。
そのまま熱海駅付近まで続き、熱海独特のあの感じが楽しめます。
この辺りには、乾物などのお土産屋もちらほらありますので、買っていくのもいいかもしれません。

セクター15
熱海駅付近から、真鶴駅方面へ向かい、740号へ合流

熱海駅から真鶴駅方面へ向かいますが、相変わらずこの道は混みがちです。
ちょうど熱海駅の近くに「熱海海岸自動車道」という海がずっと見える空いた有料道があるので、
疲れが多い場合は、この道を通ってもいいかもしれません。(料金は200円で距離としては高めか。。)

ここもETCには対応していなく、自分は支払いがめんどくさかったりするので、このまま135号を走っちゃう事が多いです。
そのまま135号を進み、真鶴駅に近づくと、740号というちょっとした峠道へ入ることもできます。
比較的空いた道ですので、135号が混んでいるときは、740号はおすすめです。

セクター16
740号を北上し135号へ合流

740号は、生活道路色が強いのですが、信号がなく、うねうねしていて面白い道です。
途中にみかんの販売所なんかもあります。
そのまま北上していくと135号へ合流できますが、135号が渋滞していると、この出口がまた混んでいるんです。
そんなときは裏道的に、合流手前に左側にはいる側道がありますので、行ってみてもいいかもしれません。
より先の135号と合流できます。

セクター17
135号から西湘バイパス石橋入り口へ

135号へ合流したら、もう直ぐ西湘バイパス石橋入り口です。
この辺りになると、疲れもかなり出てくるので、行きの西湘バイパスではなく、小田原厚木道路からの東名高速で帰ると楽です。
バイクによってはここでガソリンがなくなってしまう場合もあるかもなので、高速になる前に給油しておくことをおすすめします。実はこのあたりはガソリンスタンドがないため、入り口をすぎたあたりまで行かないかもです。

セクター18
西湘バイパス石橋入り口から早川を経由して小田原厚木道路へ合流

入り口は西湘バイパスなのですが、そのまま小田原厚木道路へ合流する事ができます。
入り口から橋を走り、橋が終わるくらいのところに、小田原厚木道路への看板がありますので、左折して合流します。

セクター19
小田原厚木道路を北上し、東名高速道路厚木入り口へ

小田原厚木道路は特に見所のある道路ではないのですが、渋滞しにくく、なかなか快適に走れます。
そのまま走っていくと、東名高速道路厚木入り口へ到着。東京方面の東名高速へ合流します。

セクター20
東名高速道路厚木入り口から北上し、東京インターで降りる

厚木からそのまま東京インターまで走ります。
これでツーリングコースは終了。お疲れさまでした!

何度も行きたくなるクセになるツーリングコースです。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。

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  • 記事公開日:2020年08月10日
  • 最終更新日:2020年08月11日
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  • 記事公開日:2019年12月12日
  • 最終更新日:2019年12月15日
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